K-Lite Codec Pack の紹介
K-Lite Codec Packの紹介をしていく。
(紹介だけで使い方とかは書いてない)
概要
K-Lite Codec Packは、DirectShow filter*1、VFW/ACMコーデック*2(MEGAのみ)、およびそれらをコントロールするツールのコレクション。
『「コーデックパック」パック』と呼ぶのが相応しいだろう。
バリエーション
さて、このK-Lite Codec Pack には4つのバリエーションが存在する。それぞれに入っている物を順番に紹介していこう。ちなみに、上位互換となっているため、上位のバリエーションを選べば下位のものに入っているものもすべて選択できる。(上位からMEGA、FULL、STANDARD、BASICであるため間違えないように)どれを使うかはあなた次第である。
BASIC
LAV filters
これ1つでほとんどすべての動画と音声ファイルが読み込めてしまうDirectshow filter & Splitter
最新のH.265やVP9にも堂々対応。
ゆっくりムービーメーカーでプレビュー方式をDirectShowに切り替えてもしっかり読み込めるようになる。
DirecVobSub
字幕用のフィルタ。(テレビ番組の字幕的な)字幕とか使わないのであらば、いらない。
Icaros ThumbnailProvider
エクスプローラーで、動画のサムネイルを出してくれる。入れておいて損はないだろう
Icaros PropertyHandler
「プロパティ」画面の「詳細」タブ が拡張されるらしい。詳しくはこちらを参照。
Codec Tweak Tool
コーデックの管理を行える。絶対に入れるべし。
例:最新版へのアップデート、それぞれのFillterやコーデックの設定変更、および有効化と無効化、ファイル形式ごとに使うフィルタの設定・・・etc
STANDARD
Media Player Classic Home Cinema (MPC-HC)
シンプルなメディアプレイヤー。入れて損はしない
MadVR
追加のビデオレンダラー。MPC-HC等から使える。高画質で見たい人ご用達らしい(詳しくは検索すると分かると思います)
MediaInfo Lite
コーデックチェッカー。筆者的にはこちらより本家のMediaInfoの方がよい気がする。
Full
DC-Bass Source Mod
OptimFrogとTrackerという音声ファイルをデコードするのに必要(らしい)。K-Lite公式ページには「very rare formats(とても珍しいフォーマット)」と書いてある。
GraphStudioNext
Directshowで動画や音声がどのfilterまたはSplitterを使ってデコードされているのか見れる。
遊ぶのにはいいかも。
Mega
VFW/ACMコーデック
対応しているソフトから使えるように作られたコーデックのこと。動画の出力ができる。Aviutlなどがこれに対応している。しかし、Aviutlでこれ使うくらいなら、x264guiexやFFMpegOut等のもっといいツールで十分カバーできるからいらない
ffdshow
みんな大好きffdshow。さまざまなフィルタを掛けながらデコードできる。
ffdshow Processerというものも入っているため、「LAV filterでデコード→ffdshow Processerでフィルタを掛けながら再生」ということもできる、
AC3Filter
AC3の音声をデコードできる(?)「An alternative choice for LAV Audio decoder.(LAV Audio decoderの代わりの選択)」と書いてある。
Haali Media Splitter
Directshow Splitter。「An alternative choice for LAV Splitter.(LAV Splitterの代わりの選択)」と書いてある。
その他
K-Liteの公式ページにも説明が載ってなかったもの。以下から存在は確認できる。
で、結局どれ選べばいいの?って人向け。
初心者はMegaは使うべきじゃない。
読み込めるファイル増やせればいいよ!という人はBasic。
いいメディアプレイヤー使いたい!きれいに再生したい!って人はStandard。
GraphStudioで遊びたい!OptimFrog とか Tracker使ってる!という人はFull。
LAV filterだけじゃ満足できねぇ!ffdshowとか使わせろ!っていう廃人はMega。