メモリ不足症候群
「メモリが足りません」と出て詰んでる人へ。
Aviutlが使うことができるメモリを増やしたり、使うメモリを減らす方法。
自分のパソコンがどれくらいメモリが使えるのか確認
そもそも自分のパソコンにメモリが十分になければメモリ不足に陥りやすくなる。まずは、自分のパソコンがどれだけメモリを使えるか確認しよう。
- Aviutlを起動しないでタスクマネージャを起動する*1
- Windows8以降のOSの場合は、以下のような詳細表示なっていなければ「詳細(D)」をクリックして詳細表示にする。
- パフォーマンスタブをクリック。
- Windows8以降の人は「メモリ」をクリック
- Windows7以前の人は「物理メモリ(KB)」の欄にある「利用可能」というところが使用できるメモリの量。(単位はKB)
- Windows8以降の人は「利用可能」というところが使用できるメモリの量。
メモリ使用可能量の目安
4GB(=4096MB=4194304KB)以下の場合
メモリ不足になりやすい。
Aviutlが使うメモリを減らすような設定がおすすめ。
4GBより大きい場合
メモリ不足の可能性は低い。上で確認してから別なソフトを起動した場合は話は別だが。
Aviutlが使うことができるメモリを増やす設定がおすすめ。(ただし、これでも直らないならメモリを減らす設定も併用するとよい)
Aviutlが使うことができるメモリを増やす
これは非常に簡単。
LargeAddressAwareを有効にするだけ。
- Aviutlを管理者権限で起動
- 「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」
- 「LargeAddressAwareを有効にする」にチェックを入れる
- Aviutlを再起動する。
これでおk。
aviutl.exe自体を書き換えるので
- 書き込み権限がない(管理者権限で起動するのとは、また別な要素。アクセス許可でお前も検索するんだよ!)
- 複数起動している
等の場合は失敗します。
Aviutlが使うメモリを減らす
最大画像サイズ、最大フレーム数、キャッシュフレーム数を下げる
これらの設定はすべて
Aviutlを起動し、「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」
これで表示されるウィンドウで変更できる。
下げれば下げるほど、メモリの使用量が下がる。
それぞれの設定項目については以下を参照。
MediaInfoの(ちょっとマニアック?な)使い方
MediaInfoの使い方をちょっとマニアックに解説。
CLI版のダウンロード
以下からCLI版をダウンロード。OSのbitに合わせて選ぼう。(よくわかんないなら32bit選んでおけば大丈夫です)
その後、Zipファイルを展開しましょう。
バッチファイル準備
- Mediainfoが入ってるフォルダの中にテキストファイルを作る。(フォルダを開いてから右クリック→「新規作成」→「テキスト ドキュメント」でおk)
- そして以下の内容を記入する
@echo off
cd /d "%~dp0"
mediainfo "%~1" >"%~dpn1.txt"
pause
- そして拡張子を.batにする。
これで何ができるっていうと
動画ファイルをさっき作ったテキストファイル(拡張子は.bat)にドラッグ&ドロップするだけで
.txtファイルを生成してそこに動画の情報を作ってくれる。べんり。
K-Lite Codec Pack Basicのススメと使い方
コーデックパックはK-Lite Codec PackのBasicがいいよってお話。
K-Lite Codec Packのメリット
LAV Filtersが超強力!
K-Lite Codec Packは、LAV Filtersというものが搭載されているのだが、これが超強力で、これを入れるだけで大体のコーデックの動画を読み込めるのだ。
コーデック管理機能
K-Lite Codec Packには「Codec tweak tool」というコーデック管理ソフトが付いてくるが、これも超強力で
など、様々な機能を持っている。え?初心者にはいらないって?
何言ってるんですか、Microsoftのフィルターのせいで読み込めない症候群の人が生まれてるんでしょうが。それを簡単にできて強力なフィルタに変えられるんだからこれ以上のことはないでしょう!
サムネイル表示機能
「Icaros ThumbnailProvider」のおかげで、エクスプローラーでサムネイルの表示ができるようになる。
もっと機能が欲しくなったら・・・
その時はもっと上位のものを入れましょう(Standard、Full、Mega)
それぞれのパッケージに入っているものはこちらを参照
Codec tweak tool使い方
さて、前置きはこれくらいにして使い方の紹介と行きましょう。
インストールについてはいつか書く(フラグ)
やっておくとよい設定
Preferred splitters
優先して使うスプリッターを選択できる。とりあえず全部LAV Splitterにしておくのがおすすめ。
Preferred decoders
優先して使うデコーダーを選択できる。とりあえず全部「LAV Video」or「LAV Audio」にしておくのがおすすめ。
Media Foundation
Media Foundationを無効にする拡張子を選択できる。
32bitソフト/64bitソフトそれぞれで指定可能。
Windows Media Playerでは、Media Foundationが有効になっている場合はそちらを優先する(つまり、DirectShowを使わない)。もし、Windows Media PlayerでDirectShow(LAV filtersやffdshowなど)を使いたい場合、これを無効にすることで使用が可能になる。これにより、以下の問題が解決するかもしれない。
- 字幕が表示されない
- 黒い動画
- 悪い画質の動画
- 音声がない
- 音が途切れる
- 動画のスピードがおかしい
- 動画が再生されない
ただし、以下のようなMedia Foundationのみを使うソフトで再生できなくなる可能性がある。
MS Codec Tweaks
ここでMicrosoft製のデコーダーを無効にできる。問題があったらとりあえず無効化しておくと良いだろう
残りの設定項目は追記予定。
L-SMASH WorksのVFR→CFRで音ズレ直ったためしある?
DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl を導入する
展開のところで、つまづかなければ基本的に行けるんだけど。
ダウンロード
以下のリンクへ飛んで「ds_input026a.lzh*1」をダウンロードします。
DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl - AviUtl実験室
展開ソフトのインストール&lzhファイルの展開
さて、上でみなさんはlzhファイルをダウンロードしたことでしょう。
しかし、そのままではAviutlで使えません。「展開(または解凍とも言う)」という作業を行う必要があります。
残念なことに、Windows標準ではlzhファイルを解凍することができません。
別なソフトをインストールする必要があります。
今回は「7-Zip」でlzhファイルの「展開」の方法を書きます。
- まずは以下から「7-Zip」をダウンロードしてインストール。
これで、展開の作業は完了です。
Aviutlに導入
展開ができれば、あとは「ds_input」内にある「ds_input.aui」をAviutlのPluginsフォルダに入れるだけです。ね?簡単でしょ?
*1:もしかしたら最新のバージョンとファイル名が違うかもしれませんが、そこは読み替えてやってください