ゆっくりムービーメーカーで音ズレしないのにAviutlだと音ズレしちゃう件
だいたいはFPSがちゃんと設定されていないせい。・・・いやほんとにそれだけ
ちなみにこの方法で
- 読み込めない症候群
- カットズレ
も直すことができる。
この記事を紹介された人へ
音ズレじゃないんだよ!って騒ぐ前にまずはこの方法を試してほしい。この方法をとっても直らなかったらまた改めて紹介された人に聞いてほしい。
あと、設定ができたら以下を必ずやっていただきたい。
- ゆっくりムービーメーカーを再起動
- exoファイルをもう一度出力。
以下で書く設定は全部ゆっくりムービーメーカー側の設定。
MediaElementは絶対に使うな!
ゆっくりムービーメーカのプレビュー方式に「MediaElement」があることはご存じだろうか。プレビュー方式は「ファイル(F)」→「設定(S)」からプレビュータブの「プロジェクトプレビュー」という欄で確認ができる。
MediaElementを使うと、確かに表示できる動画の種類は増える(かもしれない)。だが、その代償としてFPSの取得ができなくなり、音ズレの原因となりやすいのだ。
なので、プレビュー方式は、「DirectShow」の方を使う方がよい*1。FPSの取得を自動で行ってくれるからだ。Directshowで読み込めるファイルを増やしたい場合は、コーデックパックを入れればよい。どれを入れていいのかわからない人は以下の記事を参考にしよう。
FPSは正しく設定する
アイテム編集のFPS。ここを正しく設定しないと音ズレの原因になる。
よくあるやつが30FPSだと思っていたのが実は29.970FPSでしたー!ってパターン。
コーデックチェッカーでも使って確認しよう。
詳しくはこれの2を参考に
VFRなファイルは使わない
まあこれはAviutl側でも同じことが言えるが、VFRなファイルは使わない方がよい。音ズレの原因になりかねない。
どうしてもならこれで。
*1:VMR9とEVRとあるが、読める方を選択すればよい。
Aviutlの質問をする場合に、ほしい情報のテンプレ
自分用にテンプレ化しておく。
ほしい情報を番号で書いておいてあるはずなので、
それらをすべて記述しましょう。
1.スペック
RAMとCPUの情報だけあれば基本的におk。
ただし、Windows以外のOSで使っている場合はその旨書いて詳細を説明(例えばこの仮想環境でやっているなど)。
確認の方法
スタートを右クリック→「システム」
プロセッサの部分がCPU。
実装メモリ(RAM)がRAM。
ちなみに、(R)や(TM)、GHzの値を書く必要はないです
2.動画、音声の情報確認
調べてほしい動画は指示しているのでそれを書いていこう。
コーデックチェッカーを使って確かめてね!
.mp4とかだけじゃ意味不明だよ!
コーデックチェッカーの1つ「MediaInfo」の紹介
MediaInfo - Download MediaInfo for Microsoft Windows
MediaInfoの使い方(かきかけ) - kesigomon
MediaInfoの(ちょっとマニアック?な)使い方 - kesigomon
3.プラグインの確認
ほしいプラグイン情報を指示してあるので、それの情報を書こう。
入っているプラグインの確認
4.何(なに)で出力したのか?
これを指示している場合は、何のプラグインで出力したのか。あるいはどの方法で圧縮したのかよくわからない場合。
✖「.mp4で出力」
〇「x264guiexというプラグインで出力した」
✖「AVI出力」
〇「ビデオ圧縮を『未圧縮』に、オーディオ圧縮を『PCM』にしてAVI出力をした。」
ポイント
AVI出力とだけ言われてもわかりません・・・。
かならず「ビデオ圧縮」を何にしたか、「オーディオ圧縮」を何にしたかを必ず書きましょう。
詳しくはこちら。
x264guiex等を使っている場合は、設定画面と、出力ログがあると良いでしょう。
5.フィルタの順序
これの時はフィルタの順番変更で行ける可能性が高いときです。
「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタの順序の設定」or「オーディオフィルタの順序の設定」
6.入力プラグインの優先度
「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」
7.どこに投稿したの?
よくある「動画サイトに投稿した」とか単に「投稿した」とかいうやつ。それじゃダメ。どこに投稿したのかはっきりしてください。
✖動画サイトに投稿した
〇Youtubeに投稿した。
〇ニコニコ動画に投稿した。(プレミアム会員)
〇Twitterに投稿した。
8.もっと具体的に書いてほしい
これを選んでいるときは言ってることが具体的でない時でしょう。
質問したいときはまず、「どうなっているのか(現実)」。そして「どうしたいのか(理想)」をはっきりさせる。
悪い例と良い例をいくつかあげよう
✖うまくいかない
〇このような画像にしたいのに実際はこのような画像になってしまう。
✖動画の一部が映らない
〇全部映したいが一部のみ映らない
✖~したができない
〇~しようとしたが、「XXX」というエラーが出てできない
〇~しようとしたが、「XXX」というところをクリックしても反応しない
また、ゆっくりムービーメーカーを使っているときは、どちらでどうなっているのかをはっきりさせておく。
×音ズレする
〇ゆっくりムービーメーカーでは音ズレはなかったがAviutlに読み込ませたときに音ズレする
×読み込めない
〇ゆっくりムービーメーカーで読み込めたのにAviutlで読み込めない
あと、Aviutl本体で読み込ませたのか拡張編集で読み込ませたのかは、はっきりしておくとよいでしょう。わからない人はこちらを
そして、状況を説明できないようならスクリーンショットを貼りましょう。
あと、この言葉は禁句。
”なにもしてないのにできなくなった”
何かしたからできなくなってるんだろうがぁ!
・・・失礼、取り乱しました。
Aviutl本体と拡張編集
説明の時に面倒だからもう書いちゃう。
緑色に囲まれたウィンドウが本体(のウィンドウ)。
赤色に囲まれたウィンドウが拡張編集(のウィンドウ)。
それだけ。
ゆっくりムービーメーカー3で一部の動画、音声を無理やり読み込む方法
ゆっくりムービーメーカー3では、「対応ファイル形式」に載っていない拡張子のファイル(たとえば、.movとか.webmとか)はD&Dができないし、「動画を追加」から行っても表示されないので追加できない。今回は、そんな動画を無理やり読み込ます方法を書く。ちなみに、この方法を使うと、Avisynthスクリプト(.avs)も読み込むことができる*1。
ちなみに、「対応ファイル形式」は以下から確認できる。これに入っている場合は、(読み込めるが)この方法は無駄になるので注意。
- エクスプローラー側で、読み込ませたい動画のあるフォルダを表示する
- その動画をクリックで選択して、Shiftを押しながら右クリックする。
- 「パスのコピー」をクリック。
- ゆっくりムービーメーカ―側で、「ファイル名」という欄があるのでテキストボックスを右クリック→貼り付け。
- 開くをクリック。
これで、読み込むことができる。もしできない人はこちらを
読み込めない症候群の奴らのための記事
ググればわかるとか言いたいがそろそろ面倒なので
ちゃんと書いておく。
Aviutl
本体ウィンドウに読み込ませる
以下の方法を試す前にも、試す場合にも、必ず拡張編集(タイムライン)ではなく本体ウィンドウに読み込ませて確認すること。本体ウィンドウで読み込ませて読み込みができることを確認できた後に、拡張編集で読み込むこと。(ただし、.exoファイルは動画ファイルではないので、本体で読み込めない。拡張編集に読み込ませる。)拡張編集で読み込めない場合は以下を参照すること。
【AviUtl】拡張編集で読み込める拡張子を増やす方法【.mkv .mpg .mpeg .wma .wmv .m2ts等】
また、本体ウィンドウと拡張編集ウィンドウの違いが分からない者は以下を参照すること。
入力プラグインを入れる。
まずこれが基本。以下2つの入力プラグインが入っているか確認しておく。
- L-SMASH Works
- Directshow File Reader
それらのプラグインが入っているか確認するには、
- aviutlを起動
- 「その他」→「入力プラグイン情報」
- そして出てきたウィンドウを確認すればよい。
「L-SMASH Works File Reader rXXX(XXXには数字が入る)」がウィンドウ内にあれば、L-SMASH Worksが入っている。
「DirectShow File Reader (この後にいろいろ書いてある)」がウィンドウ内にあれば、Directshow File Readerが入っている。
入っていない場合は、導入する。
- L-SMASH Works
【AviUtl】L-SMASH Worksとは?導入方法と使い方(1/2)【入力プラグイン】
- DirectShow File Reader
DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl を導入する - kesigomon
コーデックパックを入れる
以上2つの入力プラグインを入れても解決しないなら、その動画を読み込むのに必要なデコーダーが入っていない可能性が高い。コーデックパックを入れて、読み込める動画を増やそう。どのコーデックパックを入れていいかわからない場合は以下の記事を参考に。
環境依存文字を使っていないか確認
特に「動画ファイルが見つかりませんでした」や「音声ファイルが見つかりませんでした」などの場合に確認すべし。
読み込みたい動画ファイルやフォルダの名前に環境依存文字を使っていないか確認する。
よくわかんないなら、動画ファイルの名前を簡単なもの(「test.mp4」等)に変更、ドライブ直下に保存して読み込めるか確かめる。
保存場所が悪くないか確認
フリーソフト全般に言えることだが、以下のような場所に動画を保存している場合は読み込めないことがある。その場合は、別な場所に保存して読み込んでみよう。(例えば、ドライブ直下(例えばCドライブ)にフォルダ作ってその中に保存するとか)
「ダウンロード」
「デスクトップ」
「ライブラリ」
「ドキュメント」
「ピクチャ」
「ビデオ」
「ミュージック」
「C:\ユーザー」
「C:\user」
「C:\Program Files」
「C:\Windows」
それでも無理なら・・・
潔く諦めてください・・・。その動画は読み込めません。
ゆっくりムービーメーカー
基本
以下の記事を参考にしよう。
コーデックパックについて。
Aviutlの欄でも書いたけどね。
ここだけしか見てないって人もいるかもしれないし。
対応ファイル形式に書かれていないファイルを読み込む
また、ゆっくりムービーメーカーでは、「対応ファイル形式」に書かれていないファイル(厳密にいうなら拡張子)は、無理やり読み込ます必要がある。それについては別記事に書いたので、そこを参照していただきたい。
ゆっくりムービーメーカーで一部の動画、音声を無理やり読み込む方法 - kesigomon
ちなみに「対応ファイル形式」は以下から確認できる。
Windows10を以前のビルドに戻す
*2018/6/20追記
Windows10を使ってる人向け。
なぜか最新のビルドだと読み込めなくなる症状があるらしいです。
もし戻せるなら試すのもありかも。
音声トラックをAviutlで分ける
最近Geforce Experienceに搭載されているShareで、「両方のトラックを分離する」を選ぶことで、2つ以上の音声トラックを保存することができるようになった(らしい)。しかし、それをAviutlで編集するとなると、両方のトラックを読み込まなければいけないことがある。そこで今回はそれらのトラックを分離して使えるようにする方法をいくつか紹介する。
Aviutlだけでやる
この方法でのメリット、デメリット
メリット
- Aviutlだけで済む点。
デメリット
- 中間ファイルとして分離した音声ファイルを保存するため、(少なくとも編集中は)ディスク容量を多く取ることになる(そこまで大きくはないかも)
- 設定がほかの動画にも適用されてしまうため、(うまくやらないと)音声が流れなくなってしまう可能性がある。
やり方
「L-SMASH Works」が必要なので注意。(ほとんど入れていると思うけど)
- Aviutlを起動する
- 「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグインの設定」→「L-SMASH Works File Readerの設定」と進む
- 上の方にあるLibav+L-SMASHのチェックを外す
- Libav audio indexにチェックを入れる。音声を切り替える場合はここの数字を変える(色々変えて、再生してみて希望のトラックを見つけるとよい)
- 動画を読み込ませる。
- その音声のみを使う場合はそのまま編集に使えばおk。
- 別なトラックも使いたい場合は、一度wavファイル(または可逆圧縮コーデック)に出力するとよい。出力したら、4.の方法で音声を切り替えて、先ほど出力したwavファイルも読み込ませれば両方使える。
Avisynthを使う
この方法でのメリット、デメリット
メリット
デメリット
やり方
Aviutl用のL-Smash Works*1、Avisynth用L-Smash Worksを入れておく。
詳しくはこちらで。
- どこでもよいのでテキストファイルを作成。
- そのテキストファイルに以下を記入する。
(ファイルのパスは、Shiftを押しながら右クリックして「パスのコピー」をクリックすることでコピーできる。『"』は残したままにすること。)
##ここから##
FilePath=(ファイルのパス)
LWLibavAudioSource(FilePath,stream_index=0)
##ここまで##
- 音声の切り替えを行う場合はstream_index=0の0を色々変える。
- そうしたら、そのテキストファイルの拡張子を「.txt」から「.avs」に変更する。(え?.txtが表示されない?「拡張子 表示」でお前も検索するんだよ!)
- その.avsファイルをAviutlに読み込ませる(え?拡張編集にドラッグアンドドロップしたのに反応しないって?exedit.iniに.avsを追加してきな!)
-
あとは編集で使えばよし。スクリプトを別に書けば別の音声トラックを読み込ますこともできる。
X Media Recode
やり方
- X Media Recode を起動する
- X Media Recodeに動画を読み込ませる(ドラッグアンドドロップで大丈夫です)
- 音声の形式を設定する。(動画の音声形式に合わせることで、音声のみを抽出できる)
- 上のリストで動画を選ぶ
- 「音声トラック1」タブをクリック
- モードを「コピー」にする。
- 「ソース」のリストから抽出したい音声を選択する
- 真ん中の▶マークをクリック
K-Lite Codec Pack の紹介
K-Lite Codec Packの紹介をしていく。
(紹介だけで使い方とかは書いてない)
概要
K-Lite Codec Packは、DirectShow filter*1、VFW/ACMコーデック*2(MEGAのみ)、およびそれらをコントロールするツールのコレクション。
『「コーデックパック」パック』と呼ぶのが相応しいだろう。
バリエーション
さて、このK-Lite Codec Pack には4つのバリエーションが存在する。それぞれに入っている物を順番に紹介していこう。ちなみに、上位互換となっているため、上位のバリエーションを選べば下位のものに入っているものもすべて選択できる。(上位からMEGA、FULL、STANDARD、BASICであるため間違えないように)どれを使うかはあなた次第である。
BASIC
LAV filters
これ1つでほとんどすべての動画と音声ファイルが読み込めてしまうDirectshow filter & Splitter
最新のH.265やVP9にも堂々対応。
ゆっくりムービーメーカーでプレビュー方式をDirectShowに切り替えてもしっかり読み込めるようになる。
DirecVobSub
字幕用のフィルタ。(テレビ番組の字幕的な)字幕とか使わないのであらば、いらない。
Icaros ThumbnailProvider
エクスプローラーで、動画のサムネイルを出してくれる。入れておいて損はないだろう
Icaros PropertyHandler
「プロパティ」画面の「詳細」タブ が拡張されるらしい。詳しくはこちらを参照。
Codec Tweak Tool
コーデックの管理を行える。絶対に入れるべし。
例:最新版へのアップデート、それぞれのFillterやコーデックの設定変更、および有効化と無効化、ファイル形式ごとに使うフィルタの設定・・・etc
STANDARD
Media Player Classic Home Cinema (MPC-HC)
シンプルなメディアプレイヤー。入れて損はしない
MadVR
追加のビデオレンダラー。MPC-HC等から使える。高画質で見たい人ご用達らしい(詳しくは検索すると分かると思います)
MediaInfo Lite
コーデックチェッカー。筆者的にはこちらより本家のMediaInfoの方がよい気がする。
Full
DC-Bass Source Mod
OptimFrogとTrackerという音声ファイルをデコードするのに必要(らしい)。K-Lite公式ページには「very rare formats(とても珍しいフォーマット)」と書いてある。
GraphStudioNext
Directshowで動画や音声がどのfilterまたはSplitterを使ってデコードされているのか見れる。
遊ぶのにはいいかも。
Mega
VFW/ACMコーデック
対応しているソフトから使えるように作られたコーデックのこと。動画の出力ができる。Aviutlなどがこれに対応している。しかし、Aviutlでこれ使うくらいなら、x264guiexやFFMpegOut等のもっといいツールで十分カバーできるからいらない
ffdshow
みんな大好きffdshow。さまざまなフィルタを掛けながらデコードできる。
ffdshow Processerというものも入っているため、「LAV filterでデコード→ffdshow Processerでフィルタを掛けながら再生」ということもできる、
AC3Filter
AC3の音声をデコードできる(?)「An alternative choice for LAV Audio decoder.(LAV Audio decoderの代わりの選択)」と書いてある。
Haali Media Splitter
Directshow Splitter。「An alternative choice for LAV Splitter.(LAV Splitterの代わりの選択)」と書いてある。
その他
K-Liteの公式ページにも説明が載ってなかったもの。以下から存在は確認できる。
で、結局どれ選べばいいの?って人向け。
初心者はMegaは使うべきじゃない。
読み込めるファイル増やせればいいよ!という人はBasic。
いいメディアプレイヤー使いたい!きれいに再生したい!って人はStandard。
GraphStudioで遊びたい!OptimFrog とか Tracker使ってる!という人はFull。
LAV filterだけじゃ満足できねぇ!ffdshowとか使わせろ!っていう廃人はMega。